"実は直後のTV討論会で司会役のCNNのジョン・キング記者が、冒頭でこの問題を取り上げ、ギングリッチ候補にコメントを求めたのでした。そこでのギングリッチ候補の「反撃」はなかなかの見物でした。「コメントはノーだが、イエス、私にも言わせてもらおう」と鮮やかに切り出したギングリッチ氏は「誰にでも痛みの経験があるし、誰にでも大切な家族がいる。家族と共につらい経験を乗り越えた人間に対して、メディアがこうした暴露を続けるならば、善良な人間は選挙の洗礼を経て公職の責任を担うことは不可能になる」と畳み掛けました。 そもそも「予備選の数日前に口に出すのも憚られるような内容をインタビューする局があり、その上でこの下らないゴミのような話題を他でもない、大統領候補討論の冒頭に持ってくる。ジョン、あんたがやっているのはそういうことだ。分かったかジョン」とキング記者にド真中の速球を投げ込んだのでした。この「一発逆転」のパフォーマンスが「直前」だっただけに利いたということがあると思われます"
— 2012年大統領選、混迷の要因は「スーパーPAC」にあり | 冷泉彰彦 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト